小学生のための国語教室(低学年の部)

人がよい人生を送るために必要な一番大切な能力は「日本語力」だと思います。

この教室では、子どもたちの「思考力、判断力、表現力」を育むことを重視しています。

日本語力のしっかりとした子どもは、他の教科もよく学ぶことができるようになります。

私たちにとって日本語力は知性そのものと言っても過言ではありません。言うまでもなく、人間の考えは言葉からできています。言葉が人間の思考を深めます。
日本人にとっては、母語である日本語がどれだけできるのかが、どれだけ速く、深く思考ができるかを決めます。
速く、深く思考できるということは、よい人生を送るうえでとても大切です。

学習指導要領による教育のこれからの方向性は、「主体的で対話的な深い学び」です。
主体的というのは、自分から進んで勉強できるようになることです。
それと同時に、他人と対話をしながら自分の理解を深めていくことが求められているのです。
そのためには、自分の感性を育まなければなりません。
人は感性があってはじめて価値判断ができ、知性が磨かれていくからです。

知識だけを詰め込んでも、何が大切なのかがわからない、判断できないというのでは、その子はよい人生を送ることはできません。
何を美しいと思うのか。何をいいと思うのか。何が正しいと思うのか。
この教室での学習を通じて、そうした価値判断のできる子どもたちが育っていってほしいと思います。